I’mPOSSIBLE アワード〜東京2020パラリンピック閉会式で表彰!〜

I’mPOSSIBLE アワードとは

I’mPOSSIBLE アワードは、 パラリンピック・ムーブメントを通して、インクルーシブな世界の実現に多大な功績を収めた学校とパラリンピアンに贈呈される賞です。
この賞は国際パラリンピック委員会が設立し、日本財団パラリンピックサポートセンターが支援を行なっています。
東京2020パラリンピック競技大会の閉会式では、日本から開催国最優秀賞、開催国特別賞が選ばれた他、海外最優秀賞、パラリンピアンも2名表彰されました。

日本国内では、177校の応募(募集期間2019年10月1日〜2020年1月31日)がありました。
受賞した2校の取り組みは、以下の通りです。
日本の受賞校以外の表彰者については、[こちら]をご覧ください。

受賞校紹介

開催国最優秀賞

木更津市立清見台小学校

パラリンピックについて学ぶことで児童の障がいに対するイメージを変えるだけでなく、「共生社会の構築」へと児童の学びをつなげるため、計画的かつ効果的に実践を行いました。周囲を巻き込みつつ、児童の自主性を引き出しながら、学校や身の回りの社会のバリアフリーや共生社会について深く考えました

取り組みのポイント

障がい当事者との交流をバリアフリーについて考える機会に

『I’mPOSSIBLE』を使用した授業で児童が校内のバリアフリーについて考えた後、当事者の方を学校に招き、意見を聞きながら一緒に校内を見直す機会をつくりました。児童が自らの考えをアウトプットしつつ、当事者の方と接する機会をバリアフリーについてより具体的・現実的な解決方法を考えるための場として活用しました。

自分の住む地域へ目を向ける

学校のバリアフリーについて学んだ児童が、自分の家や自分が住む地域に目を向け、誰もが暮らしやすい社会にするためにはどのようにすればよいか、自然とハードやハートの両面から考えるようになりました。また、児童が考えた意見を「みんなで実現できるよう提案してみよう!」と声がけすることで、いきいきとした学習への意欲も引き出しました。

周囲の大人たちへの波及

学校のバリアフリーから始まり、自分の家や地域のバリアフリーへと視野を広げていくことで、親や身近にいる大人とも学んだことや考えたことを話す機会が生まれました。その結果、周囲を巻き込んで障がいや共生社会に対して考えるきっかけを創出しました。

担当の先生へお話を伺いました

受賞した感想をお聞かせください

世界で新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、この東京2020パラリンピック大会自体も開催が危ぶまれましたが、このようなすばらしい賞をいただくこととなり大変光栄に感じています。取り組み始めた当初は、賞をいただけるようになるなんて思っていなかったので、本当に驚いています。継続して続けたことで、パラリンピック教育がもつおもしろさや魅力を自分自身、知ることができました。受賞にあたり、一緒にパラリンピック教育を進めてくれた同校職員や関係者のみなさま、そして何よりも一緒に学習をした子どもたちに心から感謝しています。ありがとうございました。

『I’mPOSSIBLE』を使った授業やパラリンピック教育に取り組んで、子どもたちにはどんな変化がありましたか?

まず子どもたちに見られた変化として、障がいのある方への見方が変わりました。それまで障害があるというのは「かわいそう」といったネガティブなイメージが先行しましたが、パラリンピックの競技映像を見て、そういったイメージが一度で払拭されます。「すごい」「カッコいい」などポジティブな印象へと変わっていきます。そして、競技や用具の工夫、アスリートの努力や勇気にふれ、自分の良さや可能性に気づき、みんなが住みやすい社会の実現に向けて「自分にできることはないか」という考え方ができるようになりました。

これからのご自身の活動やパラリンピック教育にかける思いをお聞かせください。

東京2020パラリンピックが終了したこれからがパラリンピック教育の本当のスタートだと感じています。大会そのものは、ほとんど無観客での開催となりましたが、多くの人がパラリンピックの工夫を目にし、アスリートの努力や競技の魅力について気づくことができたと思います。その工夫や気づきから子どもたちと共に学び、社会全体の変革の一端を担う児童・生徒の育成が自分に与えられた役割です。この学びの機会を一過性のものにすることなく、『共生社会が実現する日』まで教育現場で継続的に取り組んでいき、自分の役割をしっかりと果たしていきたいと思います。

開催国特別賞

千葉県立東金特別支援学校

パラリンピアンの講演に感銘を受けた生徒たちの「『I’mPOSSIBLE』を通して学びたい」との声から取組がスタート。「オリ・パラ推進隊」を結成し、学校内にとどまらず、周囲の小中学校・地域に対してパラスポーツの楽しさを伝える創造的な取組を数多く実施。周りの人々の障がいに対する意識を変えていきました。

取り組みのポイント

「オリ・パラ推進隊」の活動

自分たちの学びにとどまらず、パラスポーツについて歌った「オリパラソング」や競技を説明するための動画を制作するなど、生徒たちが自らのアイデアを形にし、創造的な活動でパラスポーツの楽しさを積極的に発信していきました。

小中学生たちへパラスポーツの楽しさを伝える

推進隊が地域の学校に講師として訪問し、競技の楽しさを伝える「オリ・パラキャラバン」では、ボッチャのルールを工夫しながら説明し、一緒にプレーしました。「パラリンピックや障がいに対する見方が変わった」と感想が届くなど、パラスポーツを通して地域と繋がり、周囲が共生社会について考えるきっかけになりました。

生徒たちの自信も育む

推進隊での活動を通して、「障がいのある自分たちからも、障がいのない人に伝えられることがある」と、主体的に行動するようになったり、生徒一人ひとりが自信をもって人前で話せるようになるなど、生徒自身の成長の糧になりました。

担当の先生へお話を伺いました

受賞した感想をお聞かせください

この度、このような栄誉ある賞をいただくことができ大変光栄に思っております。この賞は、千葉県立東金特別支援学校の児童・生徒、保護者、共に実践してきた教職員、また地域の方々、そして関係機関すべての方々の御協力があり、受賞させていただいたと思います。この場をお借りして感謝申し上げます。今後はこの賞に恥じることのないように共生社会の実現に向けて特別支援学校から更なる推進に努めていきたいと思います。

『I’mPOSSIBLE』を使った授業やパラリンピック教育に取り組んで、子どもたちにはどんな変化がありましたか?

地域にパラスポーツを広める活動をしている「オリ・パラ」推進隊(以降、推進隊)は主に地域の小・中学校を訪問し、ボッチャを教える活動をしています。今回『I’mPOSSIBLE』を活用し、たくさんのことを学んだことで、「障害があってもみんなと同じようにできることを見せたい」「オリジナルボッチャ動画を作って見せたい」など、推進隊から新しいアイディアや今後に向けての強い意志が見られています。また、そのような姿勢で積み重ねて学習したことで、児童・生徒の自信につながり様々な学習場面でも生かされています。

これからのご自身の活動やパラリンピック教育にかける思いをお聞かせください。

東京2020大会が終わってからが本当のパラリンピック教育のスタートだと感じています。東京2020大会閉幕後に持続可能な教育実践を学校や地域に残していき、インクルーシブな社会づくりにつなげていくことが大切であると思います。そして、この教育実践が5年、10年と自然と継続され、気づいた時に校内や地域の方に「これって、東金特別支援学校の東京2020大会でのレガシーだね」と思っていただけるように努めていきたいと思います。

I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)

国際パラリンピック委員会公認教材『I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)』について

I’mPOSSIBLEアワードの国内応募受付時の詳細はこちら

応募資格

①日本国内の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、高等専門学校(3年生まで)及び専修学校高等課程(対象は国立・公立・私立全て)

※応募は学校単位のみで受け付けます。
※児童・生徒・教員などの個人単位では受け付けません。
※クラス・学年単位では受け付けません。
※応募対象学校種等に関するご不明な点は、I’mPOSSIBLE アワード日本事務局(以下、本事務局)へお問い合わせください。

② 『I’mPOSSIBLE』日本版を活用した授業を学校として1回以上実施していること

③ 受賞した場合、東京2020パラリンピック競技大会閉会式に出席できること

④ 東京2020パラリンピック競技大会前、大会期間中、または閉幕後にメディアへの露出、取材対応が可能であること

必要提出物

下記の必要提出物4点を、すべて合わせて応募フォームよりご応募ください。
応募に必要な書類(フォーマットAからC)は下記よりダウンロードしてください。

① 応募申請書【フォーマットA】

学校情報、教材の活用実績等の基本情報

② 5分以下の動画1本もしくは10枚以下の写真、またはその両方

『I’mPOSSIBLE』日本版を活用した授業に関連する以下の要素を一部または全て含めた動画、写真をご提出ください。
ア 授業風景
イ 授業を受けた児童または生徒の感想(何を学んだか、どんなことを考えたか等)
ウ 授業がもたらした影響(生活や考え方にどのような変化があったか等)
エ インクルーシブな社会に向け、学校が取り組んでいる活動(学校または地域において)
オ その他(学校での取り組みの特徴を表現したもの)

※動画・写真は、未発表のオリジナルのものとします。また、映像内で使用される写真や音楽は著作権が設定されていないものとさせていただきます。
※5分を超える動画、10枚を超える写真を提出された場合は選考対象外とさせていただきます。
※動画・写真ともに、その他の提出物もすべて合わせて容量が1.7GB以下になるようにしてください。
※MP4以外の形式の動画は、必ずMP4形式に変換した上でご投稿ください。

③ 動画・写真の説明書(1000字以内)【フォーマットB】

②についての説明文

④ 課題文(1000字以内)【フォーマットC】

主催者及びIPCに向けて、『I’mPOSSIBLE』日本版を活用した授業や今後の活用計画を踏まえながら、以下のアからウの3テーマから1つ選択し、1000文字以内で課題文を作成してください。
ア パラリンピックの価値(勇気、強い意志、インスピレーション、公平)について理解したことをどのように役立てているか、説明してください。
イ  『I’mPOSSIBLE』日本版の授業を通して児童や生徒にどのような変化が生じたか、説明してください。
ウ  子どもたちがパラリンピックの価値やインクルージョンについて学習したことが、保護者や地域の人たちにどのように波及しているか、説明してください。

※アからウのいずれを選択した場合も、実例や変化を具体的に示してください。
例)インクルージョンや多様性に対する子どもたちの考え方の変化、生活環境の変化、施設のアクセシビリティや資材の使用に関する変化、学習やスポーツにおける統合教育の促進等
※②の写真とは別に、④課題文の補足資料として写真(3枚以内)がある場合は写真を【フォーマットC】課題文【補足資料】に添付してご提出ください。

応募書類ダウンロード

各項目ご利用しやすいデータをお選びいただきダウンロードしてください。

【フォーマットA】
応募申請書(Excel)応募申請書(PDF)
【フォーマットB】
動画・写真説明書(Excel)動画・写真説明書(PDF)
【フォーマットC】
課題文(Excel)課題文(PDF)

応募期間

2019年10月1日(火)-2020年1月31日(金)※消印有効

選考について

日本国内で候補校を選考したのち、主催者が選定した選考委員が受賞校を決定します。

国内選考委員一覧

なお、候補校の提出物は、本事務局にて英語に翻訳して2020年2月29日(土)までに主催者が選定した選考委員で構成される最終選考委員会に提出します。

受賞校発表

候補校に選ばれた学校には、本事務局より2020年2月25日(火) を目途に通知いたします。

通知を受けた学校は、2020年2月28日(金)までに東京2020パラリンピック競技大会閉会式への出席の可否を本事務局までご連絡ください。閉会式出席者は、閉会式出席の申請にパスポート、運転免許証、マイナンバーカード(マイナンバー通知カードは不可)等の顔写真入りの身分証明書が必要です。期限までに可否のご連絡がない場合、または閉会式への参加ができない場合は、受賞を辞退したものとし、次点の学校を繰り上げて候補校とさせていただきます。
最終選考結果は、2020年3月30日(月)以降に本事務局より各候補校へ通知します。
※受賞校については、後日、受賞校紹介動画を制作いたしますのでご協力をお願いします。

応募方法

ご応募は下記①または②のいずれかでお願いします。
日本国内でのI’mPOSSIBLE アワードの応募については、本事務局で受け付けます。
※FAX、メール、持ち込みでのご応募はできません。

① 『I’mPOSSIBLE』日本版公式サイト内応募フォームからのご応募

・動画をアップロードする場合、ファイル形式は原則「MP4」でお願いします。
・写真をアップロードする場合、ファイル形式は原則「JPEG形式またはPNG形式」でお願いします。
・公式サイト内にて必要提出物4点を、すべて合わせてアップロード(容量1.7GB以下)してください。
※必要提出物アップロード中の事故、データの破損・消失について、本事務局は一切責任を負いません。

応募受付は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

② I’mPOSSIBLE アワード日本事務局へ送付

・動画及び写真は、原則「CD」または「DVD」にデータ(容量1.7GB以下)を保存の上、お送り下さい。
MP4以外の形式の動画は、必ずMP4形式に変換した上でご投稿ください。
・送付に関する費用は全て応募者負担でお願いします。
・下記宛先へ必要提出物4点を、すべて合わせて送付してください。
※応募作品郵送、配達時の紛失、汚損や破損について、本事務局は一切責任を負いません。
※応募受付の確認、結果に関するお問い合わせはお受けいたしかねますのでご了承ください。

〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル4階
日本財団パラリンピックサポートセンター内
I’mPOSSIBLE アワード日本事務局 宛
TEL:03-6229-5405

応募に関する留意事項

① 応募は、1校につき1回限りとさせていただきます。
② 応募内容に不備・不明な点がある場合、本応募要項に違反のあるもしくは違反の恐れのある場合、または不正手続による応募があるもしくはその恐れがあると主催者及びIPCが判断した場合は、選考対象外とさせていただきます。
③ 応募作品は返却いたしません。必要に応じてコピー等をお取りください。
④ 応募いただいた作品は、以下に記載した活用を検討しています。また、作品を活用する際には、学校名を公表する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
・『I’mPOSSIBLE』日本版公式サイトへの掲載
・主催者及びIPCが実施するイベントまたは主催者及びIPCが認めた団体が実施するイベント等で作品を掲出
・主催者及びIPCが制作する各種発行物や、各種広報物での広報素材に使用
・東京2020パラリンピック競技大会時における大会関連施設等での掲出
※全ての応募作品が掲出対象となるわけではありません。
⑤ ご提供いただいた個人情報については、目的外の利用はいたしません。
⑥ 応募作品について、著作権(著作権法27条及び28条に定める権利を含みます)、知的財産及びその一切の権利は主催者に帰属します。また、応募者は、応募作品について、著作者人格権を主催者及びその指定した第三者に対して行使することができません。
⑦ 以下の作品については、応募をお控えください。
・他者を誹謗中傷する作品
・第三者の知的財産権(著作権、商標権、意匠権、肖像権、パブリシティ権等)・財産・プライバシーを侵害する作品
万一、権利を有するものから異議申し立てがあった場合は、応募者の責任と負担で解決するものとし、主催者及びIPCはその責任を一切負わないものとします。
・公序良俗に反する作品
⑧ 応募に際して、第三者からの苦情や異議申し立てが発生した場合、主催者は当該紛争には一切関知せず、応募者が責任を持って解決するものとします。また、それにより何らかの損害が生じた場合においても、主催者及びIPCは一切の責任を負いかねます。

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