競技紹介

Wheelchair Fencing/車いすフェンシング

ピストと呼ばれる台に車いすを固定して、腕を伸ばせば剣が届く距離で行う車いすフェンシング。FIE(国際フェンシング連盟)の競技規則に則って行われるが、車いすフェンシング特有のルールについてはIWAS(国際車いす・切断者スポーツ連盟)が設ける規定に準じている。ユニフォームや剣、マスクなどは一般のフェンシングと同じものを使用する。
車いすは競技専用で、身体を乗り出せるように、片側に持ち手が装着されている。クッションの高さは10cm以下と決められており、競技中はでん部が車いすから離れると反則になる。
選手は障がいの程度によって、下肢の切断やまひなどの障がいで体幹バランスが良好なクラスAと、障がいの程度が重く体幹バランスが悪いクラスBに分けられ、クラスごとに競技を行う。
種目には、胴体への突きのみが有効なフルーレ(男女の個人戦と団体戦)、上半身すべてへの突きが有効なエペ(男女の個人戦と団体戦)、上半身への突きと斬りが有効なサーブル(男女の個人戦)がある。
得点は電気審判器を使用して審判が判定する。選手の持つ剣や有効面に着用しているウェアには電気コードが付けられていて、ポイントが決まると通電して審判器の赤または緑のランプが点灯する。

対象障がい:

下肢に障がいのある肢体不自由

関連リンク:
特定非営利活動法人日本車いすフェンシング協会

Paralympic Sport A-Z
(車いすフェンシング)