競技紹介

Taekwondo/テコンドー

華麗に繰り出される足技が見どころの格闘技、テコンドー。2009年に初めて世界選手権が開催され、その後、2020年東京大会から正式競技に採用されることとなった。競技にはプムセ(型)とキョルギ(組手)があるが、東京大会では切断や機能障がいなど上肢に障がいのある選手たちが出場するキョルギが行われる。
選手は、上肢の障がいの程度によって重度な順にK41からK44まで4つのクラスに分けられるが、東京大会ではK43とK44の2クラスを統合して、男女別に体重階級制(各3階級)が実施される。
試合はオリンピックと同様に、八角形のコートを使用して、2分3ラウンド、インターバル1分で行われる。安全を考慮してヘッドギア、電子防具、マウスピース、ハンドグローブなどを着用するのも同じ。
基本的なルールも一般と同じだが、胴部への蹴り技のみがポイントとなり、手での打撃はポイントにならないことや、頭部への蹴りは反則になることなど一部ルールを変更している。試合時間内に有効な攻撃を重ねて、より多くのポイントを取ったほうが勝利となるが、通常の有効な蹴りは2点、180度回転が加わった後ろ蹴りは3点、360度回転による蹴りは4点と決まった蹴り技の難易度によってポイントが異なる。

対象障がい:

上肢に障がいのある肢体不自由

関連リンク:
一般社団法人全日本テコンドー協会