競技紹介

Table Tennis/卓球

卓球は、車いすや義足の選手、クラッチ(杖)を持って体を支える選手などさまざまな障がいの選手がプレーする。使用する球やラケットも同じものを使用する。卓球台のサイズも一般と同じだが、車いすを使用する選手が脚を卓球台の下に入れて競技することを考慮して、卓球台の脚はエンドラインから40cm以上離れたものを使用する。
パラリンピックでは個人戦(シングルス戦)と団体戦(ダブルス戦1試合とシングルス戦2試合)が行われる。クラス分けは、大きく分けて車いす、立位、知的障がいの3つがあり、そのうち車いすと立位は障がいの種類と程度に応じてさらに細かくクラスが分けられる。競技はクラスごとに行なわれるが、一部統合されるクラスもある。
ルールは一般の競技規則に準じて行われるが、障がいの種類や程度によって一部の規則が変更されている。例えば、車いす使用の選手のサービスでは、エンドラインを正規に通過したボール以外はレット(無効)でやり直しとなる。また、障がいにより正規のトスが困難な選手の場合は、一度自分のコートにボールを落としてからサービスすることが認められている。ダブルスにおいては、一般の卓球は2人が交互に打ち返さなければならないが、車いすを使用する選手の場合はレシーバーがリターンした後は、どちらの選手の返球でも認められる。

対象障がい:

肢体不自由、知的障がい

関連リンク:
一般社団法人日本肢体不自由者卓球協会 一般社団法人日本知的障がい者卓球連盟

Paralympic Sport A-Z
(卓球)