競技紹介

Judo/柔道

視覚障がいの選手による柔道。競技は障がいの程度ではなく、体重別に男子7階級、女子6階級で行われるため、全盲や弱視など見え方の異なる選手同士でも、そのまま対戦する。
一般の柔道と同じ試合場を使用し、基本規定を国際柔道連盟(IJF)の試合審判規定とし、それに加えてIBSA(国際視覚障がい者スポーツ連盟)JUDOが定める独自規定がある。視覚に障がいのある選手たちが出場することを考慮したルールが加わっているが、ほぼ一般と同じルールで行われている。
視覚障がい者柔道の代表的なルールは、開始から常に組み合った状態で試合を行うこと。審判によって両選手とも道着の同じ位置を掴み、公平な状態を確認してから、「はじめ!」の合図がかけられる。試合中に両手が離れたり、場外に出てしまった場合などは、開始時と同様、審判によって試合場の中央に戻され、再度組み合ってから試合を再開する。
また、選手には声や音を使って情報が伝えられる。例えば、場外が近づいている場合は審判が選手に「場外!場外!」と声をかける。試合時間が残り1 分になった時点では信号音を鳴らして選手に残り時間が伝えられる。

対象障がい:

視覚障がい

関連リンク:
特定非営利活動法人日本視覚障害者柔道連盟

Paralympic Sport A-Z
(柔道)