競技紹介

Cross-country Skiing/クロスカントリースキー

雪の上をスキーやストックを用いて走るクロスカントリースキーは、アップダウンのあるコースで順位が競われ「雪原のマラソン」とも呼ばれている。競技は国際スキー連盟(FIS)の規則に準じるが、障がい特性を考慮して一部を変更している。
選手は障がいの種類によってスタンディング(立位)、シッティング(座位)、ビジュアリーインペアード(視覚障がい)の3カテゴリーに分けられ、その中で順位を競う。また各カテゴリーでは障がいの種類や程度によってクラス分けが行われ、各選手に係数が設けられる。順位は実走タイムにその係数をかけた計算タイムによって決められる。
走法にはクラシカル走法とフリー走法の2種類がある。クラシカルはスキーを左右平行に保ちながら2本のシュプール上を滑る走法で、スケーティング走法が禁止されている。フリーはスキーを逆八の字に開いてキックするスケーティング走法など自由な走法で滑走することができる。
大会では、走法と距離を組み合わせた種目が行われるが、距離は約1kmのスプリント種目から、5~10kmの中距離、そして20kmなどの長距離種目までがある。例えば、「10kmフリー」は「フリー走法によって10kmを競う種目」となる。パラリンピックではリレー種目も実施され、チーム同士の熱い戦いが繰り広げられる。

対象障がい:

肢体不自由、視覚障がい

関連リンク:
特定非営利活動法人日本障害者スキー連盟

Sports of the Paralympic Winter Games
(クロスカントリースキー)