2021年9月5日 メダリスト記者会見(ボッチャ)

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東京2020パラリンピック競技大会にてメダルを獲得したボッチャ日本代表の河本圭亮選手、杉村英孝選手、高橋和樹選手、田中恵子選手、中村拓海選手、廣瀨隆喜選手、藤井友里子選手が9月5日、記者会見に出席し、心境を語りました。

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Q:メダルを獲得されて改めてのご感想をいただきます。

 

■河本選手:

まずこの東京パラリンピック大会が多くの方々のご協力、ご支援、サポートのもと開催されまして、ここに選手として参加できたことを本当にうれしく思います。ありがとうございます。私たち「火ノ玉ジャパン」は個人でメダル1つ、ペア・団体で2つを獲得することができました。皆さんの応援、ご協力、サポート、多くの方々のおかげで獲ることができた結果だと思っています。本当にありがとうございました。

 

■杉村選手:

東京パラリンピックがまず開催されたことに感謝をし、選手として参加することができたこと、また、各国多くのアスリートが参加してくれたことに感謝をしたいと思っています。自分自身、今大会は「大好きなボッチャを楽しむ」ということを第一のテーマに取り組んできましたが、本当に思いっきり楽しむことができ、充実した大会になったと思います。ありがとうございました。

 

■高橋選手:

私はリオ2016パラリンピックが終わってからこの5年間、 BC3クラスを多くの人に知ってもらえるために、東京パラリンピックで結果を残すことを一番に考えて練習に励んできました。今回メダルを獲得できたことで、 BC3クラスにこれから注目してもらいたいと思っていますし、その機会を作ることができたので、とても今はうれしい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 

■田中選手:

全員の雰囲気が明るいチームで、思い切って声を出すことができてよかったです。東京パラリンピックに頑張って出場できてよかったです。

 

■中村選手:

今大会はたくさんの方々にサポートしていただき、本当にうれしく思います。ありがとうございました。団体戦の結果は銅メダルという、非常に悔しい結果に終わってしまったんですけど、でもパラリンピックとしては2大会連続でメダルを獲れたということはとてもうれしいことだと思っています。もっとたくさんの方にボッチャというスポーツを知ってもらうきっかけになったと思いますので、多くの方にこれからももっともっとボッチャの楽しさを伝えられるように頑張っていきたいと思っています。ありがとうございました

 

■廣瀨選手:

今大会全体を通して、リオ2016大会から連続メダル獲得ということが、継続してできたことをすごくうれしく思います。それにあたって多くの方々にサポートをしていただき本当に感謝を申し上げます。今回無観客になってしまったんですけれども、SNSを通して(寄せられた)たくさんのファンからのメッセージというものが、すごく私たちの力となりました。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 

■藤井選手:

東京パラリンピックが無事に開催されたこと。そしてたくさんの方の支援・支えがあり、応援してくださる多くの方々皆さんのおかげで、東京パラリンピックが無事開催されたことに感謝しています。ありがとうございます。ゲームでは、リオ2016大会に続くチームとして2大会連続でのメダル獲得ができて本当によかったと思います。そして、多くの方々にボッチャを知ってもらって、最後の最後まで粘り強く試合をするということを見せて感じてもらえたことを本当によかったと思います。(東京2020パラリンピックが)開催されて、そしてこの「火ノ玉ジャパン」チーム一丸となって結果を残せた。この経験はすごくよかったと思います。本当にありがとうございました。

 

  

Q:東京パラリンピックという舞台は皆さんにとってどんな場所でしたか?

 

■河本選手:

まず東京2020大会が決まったときに日本開催ということで多くの方に注目してもらえるんだろうな、この舞台に立って結果を残したいなという風に思いました。大会に出場し、無観客となってしまったものの、SNSやテレビなどを通して本当にたくさんの方に応援してもらえて、ボッチャを観てもらえました。そこで私たちの最後まで諦めないプレーを通して、ボッチャがもっともっと有名に、日本中に知ってもらえるきっかけになったら本当に幸いですし、地元開催の大会でプレーができたことは大変うれしいことだと思っています。

 

■杉村選手:

自国開催のパラリンピックに選手として出場できたことを本当にうれしく思っています。リオ2016大会からの5年間は、リオで負けた後にコーチから(言われた)、「もっと競技に対してシビアになっていかなければいけない」ということをずっと心に持って競技に取り組んできました。自分の身体と向き合って、また車いすや競技用具一つ一つを見直して、 多くの方々の支援・サポートをいただきながら、この大会に臨むかことができたと思っています。自分自身、この大会は「楽しむ」というテーマともう一つ、「過去の自分に打ち勝つこと」をテーマに取り組んできましたが、これまでコーチと二人三脚でやってきたことに自信を持って、すべてを出し切ることができた結果なのかなと思っています。無観客ということで少し残念な部分もあったんですけど、テレビを通して多くの方々が応援してくださり、メッセージをくださり、その一つ一つが私たち選手の後押しとなったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

■高橋選手:

私は東京パラリンピックの開催が決まったニュースを見て、東京パラリンピックに出場したいと思ってボッチャを始めました。この7年間は、7年後の今日この日をずっと想像して、この日を最高の日にするために過ごしてきたので、今の気持ちとしては、一つのゴールに辿り着いた気持ちであります。もともとボッチャを始めたのも、東京パラリンピックに出場したいと思ったのも、社会を変えたり障がい者のイメージを変えたいといった思いからでしたが、今回このようにメダルを獲得したことで、少しでも周りの人に対しての恩返しだったり、私自身に対する見方を変えることにもつながったのではないかなと感じています。

 

■田中選手:

パラリンピックは、全力で戦って、もっともっと障がいが重くても(スポーツが)できるという証明ができました。

 

■中村選手:

自分はボッチャを始めてからパラリンピックという舞台に立つことを目標にずっと続けてきました。残念ながら前回のリオ2016パラリンピックには出場できなかったんですけど、 そこから練習を続けて、東京開催が決まったときからは絶対出場するという強い気持ちで練習を続けてきました。もちろん辛いときもあったんですけど、多くの方の支えのおかげで、東京パラリンピックに出場することができたということに関しては本当に数えきれない多くの方々に感謝しています。この東京2020大会をきっかけに、多くの方にボッチャというスポーツをもっと知ってもらえたらと思います。

 

■廣瀨選手:

東京2020大会の開催が決まり、リオ2016大会後、多くの方々にボッチャを知っていただき、その後も自分をさらに強化するために、コーチングだったりマネジメントの方だったりコンディショニングスタッフだったり、栄養面だったりと、さまざまなプロの方にサポートしていただき、チームを作り、肉体改造をしたり車いすのメンテナンスや強化をしたりしました。今まで5年間身体を作ったりしたことは決してマイナスではなく、得られた収穫があったと思います。またそれに加えて、反省するところは反省して、さらに強化しながらも、結果は銅メダルでしたけれども、本当に充実した東京パラリンピックを終えることができて本当に良かったと思います。

 

■藤井選手:

東京パラリンピックが開催されるということが決まったときに自分は観に行こうと思っていて、仲間から「あなたが出ないといけないんじゃないの」と言われて、そのときに「ああそっか。日本のチームの仲間ともう一度世界の選手と戦う機会ができる」と思って強化指定選手になり、そしてリオ2016大会に出場してメダルを獲って、そして東京2020大会に出場するということを決めました。リオ2016大会は、皆さんに笑顔・勇気・元気を伝えられなかったなという大会だったので、この東京2020大会では必ず、感謝の気持ちを持って、笑顔・勇気・元気を伝えられる大会になればいいなと思って出場させていただきました。東京パラリンピックでこのような結果になって、ボッチャのすごさと笑顔と勇気と元気を伝えられたかなと思いますので、大変良かったと思います。

 

 

Q:杉村選手は、個人では日本初の金メダルを獲得され、日本の成績としてもリオ2016大会を上回るメダルを獲得されました。今後に向けて、目指していきたい思いや目標を教えてください。

 

■杉村選手:

今大会は、個人で金メダルを獲ることができ、また団体戦においては2大会連続のメダル、ペアでは初出場でファイナル進出し銀メダル獲得という快挙を成し遂げることができました。今大会の成果というものは、日頃から支えてくださる多くの方々のおかげだと思っていますし、そういった方々の思いとともに「火ノ玉ジャパン」一丸となって戦った成果だと思っています。これを次につなげていくためには、やはり日本チームとしてもっと強くなっていくこと、勝ち続けていくことが大事なのかなと考えています。勝つことによってスポーツは注目され、興味を持ってくれる人が増えていくと思います。多くの方が関心を持って、ボッチャが広まってくれたらうれしいなと感じています。

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Q:杉村選手は、団体戦の試合ではどういう気持ちだったかを教えてください。

 

■杉村選手:

団体戦の3位決定戦、ポルトガルとの試合では、最終エンドを同点で迎えて、リードした形で残り3球という場面で、藤井選手が2球残っていて、私が1球残っていて。そのまま投げずノースローで終えることで勝つこともできたんですけど、コートにいた3人で話し合って、藤井選手の「投げたい」という思いを受け取って、藤井選手に2球投げていただきました。私を含めてターゲットボックスに向かって投げたんですけど、このターゲットボックスに投げるというのは、合宿や今回の公式練習で行っている練習の一つで、いろいろお題を出してですね、例えばお世話になった方の名前を発声して「ありがとうございます」と言ってから一投を投じるんですけど。練習のまま、やってきたことをあの場でやらせていただきました。藤井選手も今大会最後の2球を投じることができてよかったですし、私自身も東京パラリンピック最後の1球を投げさせていただき、心の中で支えてくださった方々に「ありがとう」という思いで投げました。

 

  

Q:河本選手は、ペア決勝戦最後の、すごくプレッシャーのかかる場面でのあの1球の意味を教えてください。

 

■河本選手:

1球の意味というか、本当に日本は最後の投球だったので、しっかりと(的球に)付けに行って、最後相手のターンに渡したいという強い気持ちで投げました。ただ、ボールが曲がってしまったりだとか、そういう細かいところはあって、そこは本当に自分の詰めが甘かった部分だなという風に感じています。メダルはもらうことができましたけど、目指していたところはもう一段階上のステージだったので、その悔しさが残ってくれたということで、これは次に向けてのバネというか、頑張れる要素になったなと感じています。

 

  

Q:先ほど杉村選手のお話にもありましたが、藤井選手のなかで団体戦最後の2球はどういった思いで投げられたか、どんな球を投げたかったのかを教えてください。

 

■藤井選手:

最後のボールを投げるときには、先ほど杉村くんも言っているように、本当に東京パラリンピックが無事に開催されて、多くの方々の支えがあって、ボッチャができた。皆さんの支えがなければ、ここに立ってこのボールを投げることはできなかった。皆さんの支えでできたことに感謝をして(投げました)。本当はターゲットボックスの中に入れて、3球入って終わりたかったというのが正直な気持ちです。

 

 

Q:高橋選手の言葉で、東京2020大会を目標にされてきたというお話がありましたが、この後はどのような気持ちで競技を続けられるのかを教えてください。

 

■高橋選手:

私は今から25年前に柔道の試合で怪我をして障がいを持ってから、周りから「可哀想」とか「大変そう」といったイメージを持たれたんですね。それにずっと違和感があって、自分のなかで、障がいがあっても、車いすで生活していても、自分の人生を輝かせて生きていきたいということをずっと考えて生きてきました。その中で東京パラリンピックが決まって、自分の人生を輝かせるために東京パラリンピックに出場しようと。東京パラリンピックが終わった今、これからどうするかというのは本当に何もまだ考えていません。ただ一つ決まっていることは、自分の中でこれからの人生をさらに輝かせていきたいという気持ちだけは変わらないので。少し自分の中で考えて、自分の人生をさらに輝かせるためにはどういう生き方がいいのかというのを自問自答していくなかで、答えを出していきたいなと。今はそんな気持ちです。