パラスポーツ最高峰を目指す姿を追いかける最前線レポート--Next Stage--企画・取材:MA SPORTS

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2017年1月24日

卓球 川崎歩実選手

「次回は、1位を獲る。練習してこの舞台に帰ってきたい」


集中力を高めてサーブを繰り出す川崎。「緩急をつけようと意識し、コースを打ち分けることができた」

知的障がい者卓球の日本チャンピオンを決める総当たりリーグ。自らを鼓舞するシャウトでひと際目を引いた川崎歩実は、1位の選手と勝敗数で並ぶも、直接対決などの結果により3位に。その心境を「複雑」と言い表した。

今後、ライバルたちに勝つために「長いナックル、ブロックとドライブを撃ち返す練習などを行い、一本を取れるバックストレートも身につけたい」と話し、「6月のチャンピオンシップで1位になり、またこの舞台(12月に開催されるチャンピオンリーグ)に帰ってきて、今度は1位を獲りたい」と力を込めた。

上級卓球指導員であり、初級障がい者スポーツ指導員の岸本昇子コーチによると川崎は「練習の鬼」。(障がいの特性から)ショットの習得には、人一倍反復練習することが求められるが、決して弱音を吐かないという。

さらに、2016年8月から所属企業とアスリート契約を結び、練習環境も変化。地元・広島を拠点に岸本コーチの教え子らと練習する環境は変わらないが、週1~2回だった練習を週5回に増やし、メキメキと力をつけている。

そんな川崎は、世界の高みも見据える。日本代表として出場したインチョン2014アジアパラ競技大会などでは予選敗退。「世界は強いので……多くの世界大会に出場し、まずは予選突破を目標にがんばりたい」

24歳の川崎は、大いなる可能性を秘めているのだ。

(MA SPORTS)