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[ジャパンパラ大会]
2025ジャパンパラ陸上競技大会 レポート

25.06.09 2025:06:09:13:04:31

 JPSA設立60周年記念World Para Athletics公認 2025ジャパンパラ陸上競技大会を宮城県仙台市にある宮城野原公園総合運動場弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)で、6月7日と8日の2日間にかけて開催した。梅雨入り前のタイミングとなったが、両日ともに6月にしては高めの気温の中で競技が行われた。2日間合わせて350名を超える選手がエントリーして、数多くの新記録が誕生した。

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会場となった宮城野原公園総合運動場弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)


 今年は9月にパラ陸上の世界選手権(ニューデリー2025世界パラ陸上競技選手権大会)、11月に東京2025デフリンピック(第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025)が開催されるため、身体、知的、聴覚すべての選手にとって重要な年になる。
 福永凌太は走幅跳(T13)に出場し、7m08cmを跳んでアジア新記録を樹立した。佐藤友祈は初日に100m、400m、1500mの3種目(すべてT52)に出場するタフなスケジュールだったが、その中でも1500mは日本記録、400mは大会記録を更新する走りを見せた。カヌーでパラリンピック出場経験のある小松沙季は、今大会でやり投(F54)に出場し、16m99cmを記録し、世界でも戦える力を示した。

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大ジャンプで会場を沸かせた福永凌太

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直近の国際大会でも好タイムを残している佐藤友祈

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小松沙季は今後もまだまだ記録を伸ばしていきそうだ


 知的障がいクラスでは、1500m(T20)で岩田悠希が力強い走りで競り勝ち、投てきでは堀玲那がやり投(F20)、砲丸投(F20)で好記録を残した。

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1500m(T20)で優勝した岩田悠希

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堀玲那は2種目で記録を更新した


 聴覚障がいクラス(T/F00)では数多くの選手が出場し、様々な種目で存在感を見せてくれた。男女の各リレー、短距離の迫力ある争いなど、このクラスならではの競技レベルの高さを存分に披露してくれた。

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200m(T00)を制した山田真樹(中央)

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男女のリレー種目も行われた