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[ジャパンパラ大会]
2023ジャパンパラ車いすラグビー競技大会 レポート

23.02.06 2023:02:06:10:54:58

 2023ジャパンパラ車いすラグビー競技大会が2月2日から5日までの4日間、千葉県千葉市にある千葉ポートアリーナで開催された。今大会には世界ランキング1位のアメリカ、昨年の世界選手権を制して世界ランキング2位のオーストラリア、2024年パリパラリンピックの開催国として強化が進む世界ランキング5位のフランスと2大会ぶりに世界の強豪が出場し、日本を含めた4チームで熱戦を繰り広げた。

 また有観客開催となり、声を出しての応援はできなかったものの、平日開催の試合には地元の生徒が観戦に訪れるなど、会場の活気も戻った印象だった。今年の6月にはパリパラリンピックのアジア・オセアニアゾーン予選を控えていることもあり、日本としては東京パラリンピック後に進めていたチーム強化を試す絶好の機会となった。

 

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会場となった千葉ポートアリーナ


 大会ではまずは4チームによる総当たり戦を2周行い、大会最終日にその上位2チームが決勝戦、下位2チームが3位決定戦を戦う方式で最終順位が決められた。

 日本は大会のオープニングゲームとなったフランス戦を56-50で勝利すると、その後も色々なメンバーを試しながら勝ち星を積み重ね、総当たり戦を6勝全勝で戦い終えた。キャプテンの池透暢を中心に、若手の橋本勝也や小川仁士が躍動するなど、着実なチームの進化が感じられる戦いぶりだった。そしてその他3チームは、フランスが4勝2敗で2位、アメリカが2勝4敗で3位、オーストラリアが6敗で4位となったため、決勝戦は日本とフランス、3位決定戦はアメリカとオーストラリアの対戦にそれぞれ決まった。

決勝戦は第1ピリオドから日本が2点のリードを奪うものの、第2ピリオドにフランスの好ディフェンスから日本がミスを犯して同点に追いつく展開となった。後半、池崎大輔や島川慎一が巧みなチェアワークとスピードを活かしてフランスの守備を突破して得点を重ね、最終的には57-54の3点差で勝利して今大会の優勝を果たした。

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池透暢


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橋本勝也


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小川仁士


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乗松 聖矢


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3位決定戦は接戦の末にアメリカが勝利した


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池崎大輔


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島川慎一


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日本の優勝で幕を閉じた