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2023ジャパンパラ水泳競技大会 レポート

[水泳]

World Para Swimming公認2023ジャパンパラ水泳競技大会を9月16日から18日までの3日間、横浜国際プールで開催した。先月の初めに世界選手権大会がイギリス・マンチェスターで開催され、そこに出場した選手たちが今大会に集結。今大会では午前中に予選、午後に決勝を行う国際レースを想定したフォーマットで行っている。国内最高峰の大会として数多くの選手が出場し、熱気のこもったレースが繰り広げられた。


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会場となった横浜国際プール



世界選手権の100m平泳ぎで優勝を果たした山口尚秀(SB14)は、今大会において50m自由形、100m自由形、100m背泳ぎの3種目に出場していずれも優勝を果たした。平泳ぎだけでなく総合力の高さを見せた。

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山口尚秀(中央)



木村敬一は、富田宇宙と競り合いながらも50m自由形(S11)を制して、短い距離での勝負強さを発揮した。100mバタフライ(S11)で世界の頂点に立った木村は、自由形でも世界との戦いに挑んでいく。

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木村敬一

若手では、木下あいらが3日間で6種目に出場するハードなスケジュールの中でも数多くの新記録を打ち立てて、そのうち5種目で優勝した。木下の全種目制覇を阻んだのは、芹澤美希香。100m平泳ぎ(SB14)でアジア記録を更新する泳ぎを見せた。

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木下あいら

 

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芹澤美希香



南井瑛翔は、200m個人メドレー(SM10)と100mバタフライ(S10)に出場して両種目でアジア新記録を樹立した。障がいの程度が最も軽度なクラスは世界的に選手数が多くレベルが高いが、伸び盛りの大学生には大きな期待がかかる。

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南井瑛翔

世界との大きな戦いを終えた選手たちにとって、今大会は新たな目標に向かう再スタートの機会となったはず。現在の自分を見つめ直してさらなる高みを目指していくことだろう。