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[ジャパンパラ大会]
2015ジャパンパラゴールボール競技大会 レポート

15.08.03 2015:08:03:09:54:45

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会場となった足立区総合スポーツセンター

 2015ジャパンパラゴールボール競技大会が、7月31日から8月2日の3日間にかけて、足立区総合スポーツセンターで開催された。ゴールボール女子日本代表チームの強化を目的に行われた今大会には、世界選手権2位のロシア、同3位のトルコ、昨年のアジアパラ競技大会で日本を苦しめた韓国の3か国が参加。リオパラリンピックを翌年に控え、今年の秋にはリオへの切符をかけた最後の戦いが繰り広げられる予定だが、今大会ではベテランが怪我で不在とチーム編成が苦しい中で若手選手たちが奮闘した。

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守備ではセンターを務め、攻守ともに奮闘した若杉


 大会初日と2日目は予選リーグとして総当たり戦を2回行った。大会のオープニングゲームとなったのは、日本対韓国。日本は前半に先制するも後半残り3分で追いつかれ、引き分けでの発進となった。その後もヨーロッパの強豪であるロシアとトルコに2-4、3-6で惜敗。苦しい初日を終えた日本だったが、2日目は韓国に4-1で大会初白星を挙げると、トルコには2-5で敗れたものの、ロシアには前半2-2の同点から後半に欠端瑛子、天摩由貴の得点で5-2で見事に快勝し、最終日の3位決定戦に臨むことになった。

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欠端(右)は勝利したロシア戦で3得点の活躍

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ここ一年で急成長した天摩


 日本と韓国による3位決定戦は、韓国が先制。若杉遥を中心に反撃するも、日本は得点を奪えず0-1で敗れ、4位で大会を終えた。市川喬一ヘッドコーチは、「これまでも大きな勝利の後に敗退してしまうことは多々あった。(経験不足からの)不安定さを露呈してしまった」と試合を振り返った。決勝戦は競り合いの中でトルコが4-3でロシアに勝利。ハイレベルな戦いはゴールボールを初めて観る観客にとってもこの競技の魅力が伝わったはずだ。
 若手選手にはいい経験になったものの、悔しい結果に終わってしまった日本。この悔しさは、秋のリオパラリンピックの最終予選で晴らしてもらいたい。