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[ジャパンパラ大会]
2015ジャパンパラクロスカントリースキー競技大会 速報レポート

15.03.09 2015:03:09:12:14:39

 3月7日、8日の2日間、長野県北安曇郡白馬村にある白馬クロスカントリー競技場で、2015ジャパンパラクロスカントリースキー競技大会が開催された。両日とも不安定な天気で、時折降雨にも見舞われて雪質が変わる難しい状況の中だったが、選手たちは持てる力を発揮して競技に臨んだ。
 ソチ2014パラリンピック冬季競技大会から約1年が経過したが、今大会にはソチで戦った選手たちも出場。次回大会である2018年のピョンチャンパラリンピックへ向けての戦いが始まった。

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                                     ゴール付近の様子


 大会初日はクラシカル種目が行われ、男子は5km、女子は2.5kmを滑走した。男子のビジュアリーインペアードでは、高村和人(B1、ガイド:向井広大)がベテランの加藤弘(B2、ガイド:柏原理子)をおさえて優勝。スタンディングではクラシカル走法を得意としている新田佳浩(LW8)が勝利し、また熾烈な戦いが見られたIDカテゴリーでは西村潤一が7.8秒差で山田雄太を下して、優勝を果たした。
 女子スタンディングでは、阿部友里香(LW6)が出来島桃子(LW6)を下した。

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                                 阿部はクラシカルで強さを発揮

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                               ビジュアリーインペアードで2冠の高村


 大会二日目はフリー種目で、男子10km、女子5kmが行われた。男子では、初日に続き、ビジュアリーインペアードでは高村、スタンディングでは新田、IDで西村が強さを発揮して、各カテゴリーを制覇した。
 女子では、出来島が優勝して前日の雪辱を果たした。

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                      長年日本を牽引する新田                                        ベテランの出来島はフリーで躍動


 男子シッティングは長田弘幸、女子IDは倉部宏美のみの出場だったが、両日とも力強い滑りを見せてくれた。

 今後、選手の発掘を更に進めて選手数を増やし、大会が盛り上がって行くことを期待したい。

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                     今月末からロシアで始まるデフリンピックに出場する田崎富士夫

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               表彰式で笑顔を浮かべる2位の佐藤圭一、1位の新田、3位の中学生・川除大輝(左から)