ゴールボール競技大会

知って楽しいジャパラガイドGUIDE

ジャパンパラゴールボール競技大会とは

ジャパンパラゴールボール競技大会は、2014年から開催し、以降現在にいたるまで毎年続けて開催しています。

海外からチームを招聘し、予選リーグ、決勝トーナメントをおこないます。
2024年11月に開催する「2024ジャパラゴールボール競技大会」は初の男子チームのみの大会です。

実況解説を楽しめる!

ゴールボール大会ではスマートフォンを使った実況解説を準備しています。イヤホンを必ずご持参ください。静寂の中でも実況解説を楽しむことができ、視覚障がいのある人でも観戦をお楽しみいただけます。

Quiet Please!(お静かに!)

静寂の中、かすかに聞こえる鈴の音。選手同士の連携プレー。対戦相手の足音を頼りにおこなわれる駆け引き……。

ゴールボールは音や気配に対する集中力が勝敗を左右するスポーツです。選手たちは視覚障がいがあり、さらにアイシェードと呼ばれる目隠しをすることで、まったくものが見えない状況で競技をします。

ゴールボールは声援があっては競技ができないユニークなスポーツで、観客も固唾を飲んでプレーを見守る必要があります。観客が声援を送れるタイミングはゴールが決まってホイッスルが鳴った瞬間や、タイムアウトがとられてゲームタイムが止まったときです。逆に審判の「クワイエット・プリーズ!(お静かに!)」の掛け声とともに声援をとめなければなりません。

会場にはゴルフと同じように「Quiet Please」のサインボードも掲示されます。全員で静かにすることで得られる一体感を体験してみてください。

ジャパンパラゴールボール競技大会のクラス分け

ゴールボールは視覚障がい者が対象のパラスポーツ独自の競技です。選手間の視力、視野の差による不公平をなくすため、光を全く通さないアイシェードと呼ばれる目隠しをつけて競技をおこないます。

用具

6人制のバレーボールのコートと同じ広さのコートに、各チーム3人ずつが自陣に入って競技をおこないます。ボールを投げ、守り、めまぐるしく攻守が切り替わります。ボールがゴールに入ると1点となり、試合時間(前後半各12分)内に多く得点を挙げた方のチームが勝利となります。

視覚による情報が一切遮断された状況でおこなうスポーツで、代わりに耳から得る情報が非常に重要になります。鈴の入ったボールの音、相手選手の足音、チームメイト間でのコミュニケーション、これら全ての情報を選手たちは瞬時に判断して自陣を守り、敵陣を攻めます。

競技を観戦すれば、本当に選手たちはなにも見えない状況でプレーをしているのかと疑ってしまうでしょう。日々の厳しいトレーニングによって研ぎ澄まされた感覚、身体能力を観戦することができる大会です。